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筆 : 齋藤織物

京都秋の陳列会も無事終了いたしました。たくさんのご来店、誠にありがとうございました!

早速ですが、アトリエではすでに12月の陳列会や問屋様向けの帯の制作を進めております。

私は金糸の経糸の金綜機で作業しています。
この機は経糸が三重になっていて、
金糸の経糸と、からみと呼んでいる細い絹の経糸が別々のちきりに巻かれています。
糸の種類が違うと、織り進めた時に糸の食われ具合が異なり、テンションが合わなくなってしまうので、別々に整経したものを機にかけています。

一番下が金糸、真ん中と上の経がからみです。

金糸は金色、からみの糸は土色なので、織り上がりの生地は全体的に黄味がかり、もやがかかったような印象になります。
明るく鮮やかな糸を緯糸として織ってもクリアにならないので、配色が難しいです。

こちらのように、比較的鮮やかな青色の緯を入れても、織り上がった生地は落ち着いた青色になります。
どんな色でも少し渋くなるので、これからの季節向けの帯を織るにはぴったりです。

さて、ここからはお知らせです。

このたび障がいのある方やひきこもりの方達の就労支援事業を行う大山崎の「みらくるじゃんぷ」様に齋藤織物の帯のはぎれを提供させていただきました。
ハンドメイド作業を行う利用者の方に使っていただけるとのことです。
みらくるじゃんぷ様のウェブサイトはこちらです:MIRACLE JUMP (miraclejump-kyoto.com)

永井

筆 : 齋藤織物