- 2024.11.01
十一月の着物と帯のご紹介 店主
天保十四年創業の「ぎをん齋藤」は、古美術や骨董品店が立ち並ぶ、京都東山区は新門前通りに暖簾を掲げる呉服専門店でございます。祇園町に近いこと、またここ新門前通りは京舞 井上八千代氏のお膝元でもあり、古くから花街など地場のお客様を対象に呉服を営んでおりました。
創業当時より独自に抱える熟練の職人達と共に、きもの・帯の自家製仕上げにこだわり続け、現在では全国から多くのお客様にご愛顧いただくに至っております。「染め」と「織り」の両輪で独自のもの作りを続けられることは、それを実現する職人達の技とともに、「ぎをん齋藤」が守り続けてきた誇りです。
昔ながらの室礼でご用意する店頭は、間口も狭く一度に多くのお客様をお迎えすることはできません。陳列も一切なく、ご覧いただける反物の数にも限りがございます。私どもはお客様方との語らいの中からご納得いただける品をお届けすることに心血を注いでおります。
敷居の高さをお感じになられるかも知れませんが、永きに渡って続くこのこだわりが、お客様と、そしてお客様にお勧めしたい着物、帯に真剣に向き合う私どものおもてなしでございます。
伝統と歴史に身を包む楽しみを今に。
纏う人の心までも美しく彩るきものを通して、皆様にお会いできる日を楽しみにお待ちしております。
きものの愉しみ方。
はじめての方でも、長年愛されてきた方にも、
ぎをん齋藤がお伝えするアレコレ。
選び方や合わせ方などのご参考に。