ぎをん齋藤について
ABOUT GION SAITO
古典の美を繋ぐ
OUR PHILOSOPHY
天保十四年(1843年)より京都の祇園に店を構え百八十年余り、当主・齊藤康二で八代目となります当社は、創業当時より独自に抱える織り手、染め手による京染織の自家製仕上げにこだわり続けて参りました。
日本の伝統文化であるきものに携わる者として、そのあるべき姿を追求する日々。
これからも私たちは、歴史に残る美を再現し今に甦らせることを使命とし、古来より受け継がれた技術を用い、人の手でしか作り上げることのできない「ぎをん齋藤」ならではの本物の美を創出して参ります。
あゆみ
はじまり
OUR HISTORY
呉服商日野屋から暖簾分けを受け、天保十四年(1843年)、初代 齊藤源六が京都祇園にて「呉服悉皆商齊藤店」を創業。その後、屋号を「ぎをん齋藤」に改め現在に至る。
祇園町に近く、また新門前通りは京舞 井上八千代氏のお膝元でもあったことから、古くから祇園甲部など、花街のお客様に支えられ呉服を営んで参りました。
先々代にあたる六代目齊藤正二郎の頃は屋号を斉藤呉服店と名乗り、今も行燈にあるように「御染め物いろいろ」、花街などのお誂えや悉皆(お手入れ、お直し)を一手に引き受けておりました。
変革
TRANSFORMATION
当時の廓といえば戦後の全盛期、車などはなくバスか歩いて通える範囲が中心であったため、祇園街周辺と先斗町、北は上七軒辺りまでの“御用聞き”を、番頭に荷物を持たせ置屋さんを周り商売をしておりました。
当時より、独自に抱える職人とともにもの作りを続け、1976年に起業、その後1989年には西賀茂にて西陣織帯を手機で制作するアトリエを設立。日々新しい時代の織物ならではの美しさを追求しております。
戦前、戦中、戦後と世界情勢の変化を受け、いつしか着物は特別な日にだけ着るものとなってしまいましたが、その美しさや奥深い文化的価値は変わることなく、現在では海外からも広く注目されております。
これから
OUR FUTURE
きものの出番は減少してしまった昨今ですが、私たちには世界に誇れる染色史、古典という貴重な財産が今もしっかりと受け継がれております。
その本当の美しさを、以前のように生活の一部として愉しむ価値を見直し、伝統と格式を守りながら自由な発想で新たなものづくりに挑戦し続けていきたいと思っております。
会社概要
社名 | 株式会社 ぎをん齋藤 |
創業 | 1843 年(天保年間) |
会社設立 | 1965年 |
代表者 | 齊藤 康二 |
所在地 | 〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町 1-29 |
電話番号 | 075-561-1207 |
ファックス | 075-561-0868 |
contact@gion-saito.com |
沿革
1843年(天保年間) | 呉服商日野屋から暖簾分け 初代 齊藤源六が「呉服悉皆商齊藤店」を創業 |
1965年 | 祇園新門前通に店舗を構える |
1976年 | 七代目 齊藤貞一郎により 京都西賀茂に織物工房「齋藤織物」起業 |
1979年 | 「齋藤織物 株式会社」法人化 |
2021年 | 齊藤 康二 八代目 継承 |