皆さん、おはようございます!(^^)/
最近、特にブログをご覧いただきお問い合わせをいただく事が増えました。
世間の状況と変わりなく、大変な時でございますので非常にありがたく思ってます。
少しでも「楽しい」や、一息つく時の娯楽としてご覧いただければ幸いです。
本日は波の小紋をベースにサガラ刺繍を施した付下をご紹介致します。
何気なく塩瀬の摺箔帯を合わせてみました♪
何気なくの中には、サガラ刺繍の付下は小つけで「間」を大きくとってますので
摺箔の柄がギュっと詰まった部分と集散のバランスが良いかなぁと。
またサガラ刺繍に丸みを持たせてますし、帯の方はエッジの効いたこの摺箔で!
という感覚です。
赤みのドット小紋に観世水の柄を描き起こし、サガラ刺繍で仕上げてます。
遠目では無地っぽいですが、お話しする距離になると「小紋にプラスαの付下!」
とみている方にも感じていただける事でしょう。
馴染みの良い色目を帯で合わせても、やはり良きですね。
からむし布 袋帯 正倉院 連珠文
龍の丸とも呼んでまして、連珠の中に龍なのですが「雰囲気は好きなのですが龍が…」というお声をいただいた事がございましたので、じゃ一本くらい何となくで龍を前に出さない帯に仕上げても良いかと思いご用意致しました。
色違いですが、表情がまるで違いますねぇ~(紺は売約済)
サガラ刺繍がテーマであったのですが、脱線、脱線ですね(笑)
最後にサガラ刺繍について、少し解説しますと、
中国では漢の時代より確認されており、日本では奈良時代に仏像の羅髪の部分に使用されたようです。
サガラ刺繍は、生地の裏から糸を抜き出して玉を作り、これを連ねて模様とする技法です。
撚糸を丸く糸を玉止めをし、とじ糸がなく糸がひっかからないので丈夫な刺繍の代表です。
玉のように縫い込む事から別名 玉縫いとも呼ばれます。
ポコポコしてて可愛いものです(^^)
宮林でした。
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