皆さん、こんにちは!(^^)/
撮影を撮り溜めようと思うのですが、全くもってそんなに撮れません…(-_-)
それでもコツコツ更新しようと思うのでお楽しみ下さいね。
今回のコーディネートは一つのきものに対して、帯を変えてご覧いただくようにします。
唐織、からむし布、三本紗と少しづつ印象の違う袋帯をご用意致しました。
ご覧いただいているお客さまがピン!とくる一本はどの帯でしょうか?
ベースとなるのは「雲井 深緑 付下 業平菱に蝶鳥縫い」です。
鳥の尾羽には鶸、紫、水色、朱と色目を入れて効かしております。
実は、弊社女将が着用している着物をアレンジし制作しました(^^)
それでは袋帯とのコーデで解説していきましょう!
どの袋帯からにしましょうかね~(^^)
先ずは、前にも登場した横段の帯からご覧いただきましょう!
齋藤織物のオリジナル組織で三本紗と名付けてます。
一般には穀織(こめおり)の部類となり、弊社オリジナルでアレンジして織り上げてございます。
地模様は轡唐草文(くつわからくさもん)
有職文の一つで馬具をかたどった文様を意匠化した格調ある地紋です。
普段使いからお茶会などの一つ紋を入れるシーンでもお使いいただける事でしょう。
三本紗の織りに関しては、帯芯の色目などでオールシーズンお使い下さい。とご提案してございます。
単衣~夏用となれば、白芯を入れて透け感を演出していただき、袷の時期も使いたい!という事であれば、クリーム系のカラー芯を入れて仕上げれば、3月~10月くらいまでお使いいただける事でしょう。
盛夏は白芯の方が良いのだけど?などとのわがままは言わないで下さい^^
若しくはお預かり出来れば盛夏の期間だけ白芯を別途掛かりますが入れ直してお仕立させていただきます^^
クリーム系の芯を入れれば寒い時期でも使えるんじゃない?と期間を広げたくなりますが、そこはグッと我慢していただいて寒い時期は他の帯をお使い下さい。
薄物に特化すれば迷わず白芯を入れてスッキリした抜け感を出してお使いいただくのがよいでしょう。
白芯を入れた想定としては、着物もお単衣仕立にして6月、9月を中心に前後にはばを持たせてご着用なさるのが良いでしょう!
付下も柄に季節感がある訳ではございませんので、袷、単衣どちらでも選択していただけます。
近年ゴールデンウィークくらいから10月までお単衣をご着用している!というお声も耳にします。
上手くあてはめていただければと思います。
蝶鳥も文様化し、生っぽいのが苦手な方でも、お使いいただけるのではないでしょうか?
少し改まったお席、隙の無い控え目な装い、お茶会というキーワードでしょうか。
付下の業平菱が「かため」の割付けなので、普段のわたくしのご提案ですと横段の帯は合わせないかと思いますが、上記のキーワードと帯の持つ印象が何だか「やわらかい」との思いからコーディネートしてみました♪
落ち着いたワードローブを好む方々には、使い勝手のよい帯となる事でしょう!
一つ目のコーデの解説でございました♪
宮林でした。
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