ぎをん齋藤の着物や帯は全て主人の監修のもと、私どもが抱える職人達の手によって仕上げられています。
自前で染め出していること、そのオリジナリティが弊店の強みだと私どもも自負しています。
御所解はもちろん、モダンな品もあれば、有職模様、更紗にコプトに正倉院由来の柄等々…etc.
多種多様なラインナップが挙げられますが、そんな中でもやはり特有の存在感を放つのが「琳派」をモチーフとした品かと大城は思っています。
琳派についてウンチク言うのはここでは割愛しますが、そろそろ梅雨入りしそうなこのタイミングで、
風情漂う琳派な夏染帯二点を掲載致します。
「夕顔」と「朝顔」
タイトルにしている「酒井抱一」と「鈴木其一」は共に江戸時代後期の琳派を代表する画家で、二人は師弟関係にあります。
そんな二人の作風を帯としました。(師:抱一が夕顔、弟:其一が朝顔。)
意識的に対にして染め出したという品ではないのですが、棚の整理中に
「あれ?これはもしや師弟の品か?」
と気づくに至り、ここにご紹介。
いやぁ、こんな雰囲気の帯で歩いてる方いらしたら大城は振り返って二度見ですね。
さて、皆様はどちら派でしょうか(´艸`*)