READ NEW 2024.12.23 きものを愉しむ/商品紹介/店主日誌/ 正月の着物と帯 店主 今回は年をまたいでの掲載となります。 早くも師走、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 ぎをん齋藤では年末に向けて仕事納めに入っていますが、 今年もあっという間の1年でした。 さて、少し気が早いのですが来年はどのような年になるのでしょうか、 良い年となることを祈願し、ま…
READ 2024.12.11 スタッフ日誌/店主日誌/ 御礼 先日、今年最後の催しが無事に終わり帰京した。 所は銀座のど真ん中、晴れがましい場所で催す年末最後の会として定着している この展示会は、御周知のように六本木・武原ビルでの武原展示会に続き、 忙しない時期だが東京で第二の催しとしてスタートした、苦節22年の会である。…
READ 2024.12.02 きものを愉しむ/商品紹介/スタッフ日誌/店主日誌/ 昔の振袖 とある依頼を受けて、昔の振袖を引っ張りだしてきた。 これは私の妹が約20数年前に着たもので、当時「ミセス」という 雑誌にも掲載された着物である。 生地はしっかりした縮緬、地色は鬼しぼによく合う深緑、 そして”白ぬき”という技法で浮き出た波に、友禅や縫いを施した 宝尽く…
READ 2024.11.25 きものを愉しむ/スタッフ日誌/店主日誌/ 七つ参りに下鴨神社へ 先日、幸運にも天候に恵まれた晴れの日に娘の七つ参りにいった。 地元からすると氏神様は八坂神社になるのだが、私の出身校が下鴨中学、 そして親の住まいが下鴨に移ったことがご縁となり、三つ参りも 同じく下鴨神社で行った。 さて、皆さん同様子供の成長の速さに驚いている。 娘の…
READ 2024.11.18 スタッフ日誌/店主日誌/ 「禅茶禄」 今回は私の師であり、第二の父でもある第五三〇世大徳寺住持、 泉田玉堂の著書、”禅茶禄”をご紹介しよう。 泉田老師とは御年80過ぎになる禅を極めた正に高僧である。 28歳で得度しその後大徳寺で修行を重ね、各地を歴訪・参禅し50過ぎの頃 奈良の大徳寺塔頭「松源院」の住職となった…
READ 2024.11.18 スタッフ日誌/店主日誌/ 東京出張のお知らせ さて、11月も後半になり師走も近づいてきましたが、 皆様どうお過ごしでしょうか。 来週からは寒さも本格的になるということらしいですが、なかなか実感もわいて来ないですね。 夏から今日まで、単衣も含め何を着ていいやら困るというお声を 大変多く頂戴しました。 今年の秋はもう…
READ 2024.11.16 きものを愉しむ/商品紹介/スタッフ日誌/店主日誌/ 更紗 染名古屋帯 今回ご紹介するのは更紗の続き、銘は「縞柄文五種」という彦根更紗。 彦根更紗とは井伊家旧蔵に収蔵されていた古渡更紗のこと。当時、外来文化を尊重し新しい美の創造として指針を世に与えたものであり、今日もその魅力は色あせていない。 縞柄というと本来ならば織物のもっとも特徴的な柄の一つだが、…
READ 2024.11.02 スタッフ日誌/店主日誌/ ロータリークラブでの卓話を終えて さて、最近はブログも更新していない状態でしたので、久しぶりに。 他愛もない話、先日ロータリークラブにて初の卓話を経験した、 大勢の大先輩を前に、30分間しっかりと話し続けるという人生初めての出来事である。 いうまでもなく、その日は朝から緊張しお昼の出番の頃にはもう喉はカラカラ、…
READ 2024.10.23 きものを愉しむ/スタッフ日誌/店主日誌/ 染名古屋帯 幔幕五七の桐 桃山縫い さて、お久しぶりです。 今回も新作のご紹介、秀吉の幔幕。 生地は生紬、生成りの地色に濃紺の本絞りでベースを作り、 タイコには五七の桐を桃山の縫いで、オカナには幕の通し紐をあしらった逸品。 幔幕 五七の桐桃山 名古屋帯 いかがでしょうか、本絞…
READ 2024.09.07 スタッフ日誌/店主日誌/ 京都秋の陳列会 お土産 さて、秋の陳列会についての追加情報。 ようやく今回の陳列会でお配りする「ハンカチ」の第一号が出来上がってきました! 今回はテーマである「更紗」に因んで、ご来場の皆様にもれなく ぎをん齋藤特製”ハンカチ”をご用意しています! ぎをん齋藤特製ハンカチ…
READ 2024.09.04 スタッフ日誌/店主日誌/ 10月秋の京都陳列会について さて、9月に入り朝夕は過ごしやすくなり、秋の気配も感じるこの頃。 我々は来月行う秋の陳列会に向けて、準備を進めています。 今回は何と言っても10年に一度の「赤札」、今までとっておいた齋藤の商品を お値打ち品として多数揃えて皆様にご提案します。 小紋から染帯、付下、訪問着、、…
READ 2024.08.17 スタッフ日誌/店主日誌/ 送り火 昨夜、送り火の大の字が煌々と灯され今年の夏も終わりを告げた。 お盆の最中はご先祖の教えか送り火を拝みにいくため必ず実家にいるようにはしている、 しかし、昨今のこの暑さでは子供の手を引いて近くまで見に行く気力がなく、 ご先祖には申し訳ないが、クーラーのきいた部屋で恒例のKBS京都に…
READ 2024.08.02 きものを愉しむ/店主日誌/ インド更紗染名古屋帯 またこの秋に向けて制作している商品をご紹介しよう。 次回の秋の展示会でご覧いただくテーマ、インド更紗シリーズの一つ。 金更紗の定番、ヒンズー教では神聖なものとして以前は民より大切に扱われてきた「牛」、 三大最高神「シウ“ァ」の乗り物として使われてきたのが所以。 濃緑地光悦牛…
READ 2024.07.31 店主日誌/ ‘24パリオリンピック 連日猛暑の中、海の向こうでは熱戦が繰り広げられている。 ニュースや紙面を飾るメダルを首からさげて大きくガッツポーズする選手たち、 華々しくまた誇らしげに見つめる笑顔には達成感が満ち溢れている。 52歳の私には神々しい彼らだが、また負けた選手も私には輝いて見える。 悔し涙で泣…
READ 2024.07.17 スタッフ日誌/店主日誌/ 祇園祭り 毎年厳かに行われる祇園祭り、 今年はご周知のように祇園祭りの扱いについてちょっとした論争があった。 八坂さんは厳かに行われるべき神事、また京都は観光都市として集客につなげたいという内容。 <祇園祭りの要約をクリック!> 事の始まりは平安時代初期、京の街で疫病が流行り八坂神社の神輿…
READ 2024.07.06 日記帳/店主日誌/ 古裂・時代裂の貯蔵庫建設 今年1月から始めた古裂コレクションの貯蔵庫建設プロジェクト 先代から蒐集し始めた今では約100点にも及ぶ貴重な古裂コレクション、 時代と共に失われていく財産をより良い形で保管し、またその一部を関係者に「一般公開」 できるよう、齋藤織物の敷地内に貯蔵庫を建てるプロジェクトを年始から…
READ 2024.06.24 日記帳/店主日誌/ 灼熱の地球 今朝の紙面に驚きの記事があった。 中東のサウジアラビアにて、イスラム教の聖地巡礼であるメッカを訪れる 巡礼(ハッジ)により約180万人が世界各地から集結したという内容の記事。 ハッジとは年に一度の大巡礼のことで、巡礼者(老若男女)は昼夜を問わず 遠方から遥々訪れ、メッカとそ…
READ 2024.06.21 きものを愉しむ/店主日誌/ ぎをん齋藤が海外へ 今回は特別にある「お客様」の記事を投稿する。 さて、ぎをん齋藤は私で8代目となる。 創業当時は京都の花街を主に仕事着(裾引きなど)を誂える専門店として 今の店を構えたのが始まり。 それから約180年の時が過ぎ、現在は花街、そして町方(一般人)という 両方のお客様を対象…