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筆 : 齋藤 康二

連日猛暑の中、海の向こうでは熱戦が繰り広げられている。

ニュースや紙面を飾るメダルを首からさげて大きくガッツポーズする選手たち、

華々しくまた誇らしげに見つめる笑顔には達成感が満ち溢れている。

52歳の私には神々しい彼らだが、また負けた選手も私には輝いて見える。

悔し涙で泣き崩れる人、またやりきって清々しい人、それぞれの舞台にはドラマがあり

若さとエネルギーをぶつけ合ったその先は、勝ち負けよりも人種を超えた

尊い人間そのものが表れている。

華々しいオリンピックのすぐそこでは今も戦争が続いていることを忘れないでほしい、、、

そして私はこの祭典が世界を一つにする貴重な場となり、世界平和という大きな問題について

改めて考える機会になってほしいと願っている。

国際オリンピックのシンボルであるスポーツを通じて世界平和を表す五輪、

そして悲惨な隣国の戦争、この矛盾した世の中を変えるのは今しかない。

きもの関連は「きものを愉しむ」もご覧ください

筆 : 齋藤 康二