もの作りに必要なことは、飽くなき探求心と強い拘り、そして「美」を見極める
清い眼が必要となる。
その清い眼とはその物の文化、歴史、美術史など、学術的なこと
も含めそれが生まれた要因を底まで掘り下げ、根本を学ばなければ「本物」という
概念すら持つことはできない。
よく先代からいわれたことの一つに、まず学んで失敗せよ、そして何よりも
貪欲に惚れ込むこと、それが本物に近づく唯一の近道であると。
今回、先代が極めていた桃山の世界に一歩近づけた作品をご紹介する。
生地:光悦 生成り流水に松皮菱桃山縫箔


