THINGS TO WEAR

平安時代、重ねた着物を当時は腰ひもで軽く結んでいたのが、生活そのものが変わる桃山時代からはより機能的な着方になり、平時の着物は小袖と帯という形になった。そして江戸に入ると帯巾は(2寸~2寸5分)となり、ようやく装飾アイテムの一つとしての帯が完成する。

そして江戸後期、元禄時代になると今とほぼ同じ形になり、帯巾は9寸、長さは1丈2尺という寸法になり、より豪華で華やかなものになる。
因みに現在の袋帯は19世紀(1801年)、フランスの発明家ジョゼフ・マリー・ジャガードが自動織機、「ジャガード織」を発明し、その後ようやく昭和初期から日本でも袋帯の生地として織り出され、現在の唐織(からおり)などが市場に出まわるようになる。

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